ONLYYOU～赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。～

「これは伊集院先生に一本取られた気分だな…」

「…俺は子供のコトもあるし…早急に入籍するつもりです」

「リコちゃんとの間に子供が居たんだな…和志君だったな…でも、二人の仲を親に反対されて、別れたんだろ？」

「そうですけど…俺と莉子の間には子供が居ます…両親にも子供の存在をキチンと話しています…孫の和志の存在で許された様なもんですよ…」

「そっか…伊集院院長もお爺ちゃんか…孫を溺愛しそうだな・・・」


「まぁ~今から…宅急便で玩具や服を大量に俺の部屋に送り付けて来てますよ…」

「それはそれは…」

「来週末…博多に二人揃って…和志に会いに来るようです…」

「・・・伊集院先生が東京に帰る日も近いな…」

東京か・・・

「じゃお先に」

安堂先生は俺の肩を軽く叩き、先に歩いて行った。