ONLYYOU～赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。～

「でも…院長は和寿を東京に戻したいと思ってるよ…」

猫たちは餌を待ちきれず、カウンターテーブルに上がって来た。

「おいおい…」

和寿さんはミーを下ろして、槇村先生がリーとコウを床に下ろした。
私と和志で猫たちのエサ皿を床にそっと置いた。

猫たちが夢中で餌を食べる中。
私のお腹の虫も鳴りそうになった。

「俺達も食べに行こうか？？」

「そうだな…」

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「博多と言えば…豚骨ラーメンだな」

マンション近くのラーメン店に入って、四人で豚骨ラーメンを食べる。

「この明太子入りのギョーザ美味しい…」

「うん…辛いけど…美味い…」

槇村先生も明太子入りギョーザを口に運んだ。
「カズは食べないの？」

「俺はいいよ…」

「そうか…」

明太子ギョーザは私と槇村先生の二人で平らげてしまった。