ONLYYOU~赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。~
『ドラゴンホテル・東京ベイ』の最上階レストランで見た三人の団欒の中に私も和志を通じて加わった。
それが嬉しくて、涙が溢れる。
「莉子!?どうした?」
「こんな風に仲のいい家族の中に仲間入りができて幸せなんです…和寿さん…」
「莉子…」
これが私の憧れた理想の家族。
「どうしたんだい?莉子さん」
突然泣き出した私を院長夫妻は心配そうに見ていた。
「…莉子は家族のコトで色々と苦労した…家族の団欒に飢えているんだ…だから…こうして和気藹々として、ご飯を食べられるコトが嬉しいんだ…父さん、母さん」
「莉子さん…」
「俺は何の苦労もしたコトがないボンボンだ。でも、莉子は違う。彼女は本当に苦労した…だから、俺は彼女を幸せにしたい…そう思っている。生まれも育ちも違う二人だからこそ…惹かれたんだと思うよ…父さん、母さん」
「…和寿…福岡に来て…しっかりしたな…」
「父さん…」
「…俺は親子二代で院長の椅子を狙っていたが…お前が福岡に行って、色々と敦司兄さんに諭された…和寿には和寿の人生があるとな…」
「じゃ俺は自由にしていいんだな…」
「あぁ~」
それが嬉しくて、涙が溢れる。
「莉子!?どうした?」
「こんな風に仲のいい家族の中に仲間入りができて幸せなんです…和寿さん…」
「莉子…」
これが私の憧れた理想の家族。
「どうしたんだい?莉子さん」
突然泣き出した私を院長夫妻は心配そうに見ていた。
「…莉子は家族のコトで色々と苦労した…家族の団欒に飢えているんだ…だから…こうして和気藹々として、ご飯を食べられるコトが嬉しいんだ…父さん、母さん」
「莉子さん…」
「俺は何の苦労もしたコトがないボンボンだ。でも、莉子は違う。彼女は本当に苦労した…だから、俺は彼女を幸せにしたい…そう思っている。生まれも育ちも違う二人だからこそ…惹かれたんだと思うよ…父さん、母さん」
「…和寿…福岡に来て…しっかりしたな…」
「父さん…」
「…俺は親子二代で院長の椅子を狙っていたが…お前が福岡に行って、色々と敦司兄さんに諭された…和寿には和寿の人生があるとな…」
「じゃ俺は自由にしていいんだな…」
「あぁ~」