ONLYYOU～赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。～

院長である父親の敷かれたレールの上を歩いていた和寿さん。
しかし、私と出逢いを人生が一転した。
私の人生も変わった。
上質なステーキを食し、食後のコーヒーを啜る。
ふと田舎に残した母と妹のコトが気になった。
暴力的な父親から逃れるように上京してから・・・二人とはまともに連絡を取り合っていなかった。

きっとは二人は逃げた私を酷く恨んでいるだろう…


「母さんは明日帰るんだよね…」

「まぁね…」

「俺は一週間ほど…滞在するから宜しくな…和寿」

「分かってる…住野センター長から訊きました」

「…和寿の働きぶりは住野センター長から訊いてるよ…相変わらず…クールらしいな…愛想の良い院長の息子には思えないと言ってるよ…」

「仕方ないだろ…俺と父さんは全く正反対のタイプなんだから…」