ONLYYOU~赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。~
「お母さんは横浜だと訊いたけど…」
「あ…母は横浜にある『槇村レディースクリニック』の清掃員として働いています」
「あ…あの光先生のトコの…へぇー…」
「だから…この間…槇村光院長のご子息の奏弥先生が来た時…色々とお礼を言おうと思いましたが…あっという間に東京に帰ってしまって…お礼を言い損ねました…」
「そうなのか…まぁ―・・・院長の俺が君に代わって、奏弥先生に礼を言っておくよ…」
「可愛いナースを見ると構うトコは昔から変ってないな…」
「東亜で働く女性陣は皆…娘のようなもんだ…」
和寿さんは溜息を吐く。
「そうだ・・・こうして…莉子さんの妹さんとも再会したし、お母さんの所在も明らかになった…俺と美岬も二人の結婚を許した…どうだ?挙式を挙げないか?和寿に莉子さん」
私と和寿さんは顔を合わせる。
「父さんにしてはいいコト言うな…」
「…そんな風に言わないでくれよ…和寿は棘があり過ぎ…結婚したんだし…性格も丸くならないと…莉子さんに愛想尽かされるぞ…」
「それはない・・・こんな俺がいいと言っているから…なぁ~莉子」
「もう少し丸くてもいいですよ…」
「えぇ~っ!?」
「あ…母は横浜にある『槇村レディースクリニック』の清掃員として働いています」
「あ…あの光先生のトコの…へぇー…」
「だから…この間…槇村光院長のご子息の奏弥先生が来た時…色々とお礼を言おうと思いましたが…あっという間に東京に帰ってしまって…お礼を言い損ねました…」
「そうなのか…まぁ―・・・院長の俺が君に代わって、奏弥先生に礼を言っておくよ…」
「可愛いナースを見ると構うトコは昔から変ってないな…」
「東亜で働く女性陣は皆…娘のようなもんだ…」
和寿さんは溜息を吐く。
「そうだ・・・こうして…莉子さんの妹さんとも再会したし、お母さんの所在も明らかになった…俺と美岬も二人の結婚を許した…どうだ?挙式を挙げないか?和寿に莉子さん」
私と和寿さんは顔を合わせる。
「父さんにしてはいいコト言うな…」
「…そんな風に言わないでくれよ…和寿は棘があり過ぎ…結婚したんだし…性格も丸くならないと…莉子さんに愛想尽かされるぞ…」
「それはない・・・こんな俺がいいと言っているから…なぁ~莉子」
「もう少し丸くてもいいですよ…」
「えぇ~っ!?」