ONLYYOU～赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。～

エピローグ＊二人目

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「まさか…あの紡が結婚とはな・・・」
私達は三人で新幹線に乗り込み、東京へと向かった。
私達が同棲を始めた頃、大きな事故に遇い、生死を彷徨った従弟の紡さん。
彼は大手肌着メーカー『スコール』の会長令嬢の氷室陽依（ﾋﾑﾛﾋﾖﾘ）さんと結婚するらしい。

「紡は一生独身を貫くと言っていたんだ…まぁ―・・・それは…『防衛隊』として国を護る為に命を張る心つもりでいた時の話…『防衛隊』を辞めて、一般人になった紡が結婚してもおかしくはないか・・・」

「だって…和寿さんと同い年なんでしょ？」


「まぁな…」

「…でも・・・他の伊集院家の人達とも顔を合わせるのよね…緊張するな…」

「大丈夫さ…莉子と和志には俺が居る…」

「和寿さん…ありがとう…」

「そうだ・・・」