ONLYYOU~赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。~
私は彼に案内され、院内に戻った。
「・・・広瀬莉子(ヒロセリコ)さん君はその恰好からして、院内清掃の作業員だね」
彼は私の胸許についていた名札を知らない間に見ていた。
案内された先は救命救急の処置室。
「どうした?伊集院先生」
「ちょっと…奥の処置室借りますよ。高木先生」
「いいですけど…」
「こっちだ」
彼はモタモタしてる私の腕を掴んで、奥の処置室に案内した。
そして、カーテンを閉めて外からは見られないようにした。
「此処に座って」
事務的な口調で言い放たれ、私は慌てて診察用の椅子に腰を下ろす。
「マスク外して」
「でも・・・」
「俺に外されたいか?」
「いえ」
私は恐る恐る、俯きながらマスクを外した。
「・・・広瀬莉子(ヒロセリコ)さん君はその恰好からして、院内清掃の作業員だね」
彼は私の胸許についていた名札を知らない間に見ていた。
案内された先は救命救急の処置室。
「どうした?伊集院先生」
「ちょっと…奥の処置室借りますよ。高木先生」
「いいですけど…」
「こっちだ」
彼はモタモタしてる私の腕を掴んで、奥の処置室に案内した。
そして、カーテンを閉めて外からは見られないようにした。
「此処に座って」
事務的な口調で言い放たれ、私は慌てて診察用の椅子に腰を下ろす。
「マスク外して」
「でも・・・」
「俺に外されたいか?」
「いえ」
私は恐る恐る、俯きながらマスクを外した。