ONLYYOU~赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。~
ダブルベットが二人の重みで沈んだ。
眼鏡を外した素顔の和寿さん。
彼は切れ長の瞳を細めて私を見つめた。
一糸纏わぬ私の姿を見た彼は辛そうに眉を歪める。
私の全身には雄平に受けた暴力の痕跡が残っていた。
「・・・こんな風に痛めつけられて…全身に傷を残されて…何でそこまで我慢してるんだ…莉子」
「それが愛だと思っていた・・・お父さんが母さんを殴るのは愛があるからと言っていた…だから彼が私を殴るのも愛があるからだと思って…我慢していたの」
でも、それは愛じゃない。
父も雄平も嘘を付いていた。
彼に言われて、初めて気づいた。
「愛じゃないぞ。莉子。愛って言うのは相手を思いやり、大切にするコトが愛だ。もう我慢はお終いだ…俺が君を彼氏から奪う!」
それは嬉しい言葉だった。
大事なモノを扱うように和寿さんは私を抱き締める。
こんな風に優しく抱かれたのは生まれて初めて。
私は彼に抱かれながら、思わず泣いてしまった。
「莉子?どうした?痛いのか?」
「ううん・・・こんな風に男性に優しく抱かれたのは初めてで…嬉しくて感激しちゃって…」
「・・・俺はセックスして…女に泣かれたのは初めてだ。どうしていいのか分からなくなった」
「このまま最後まで抱き締め下さい…和寿さん」
彼の指先が私の目尻の涙を拭った。
「いいの?莉子…」
彼は優しく私に問いかけた。
私も静かに頷く。
眼鏡を外した素顔の和寿さん。
彼は切れ長の瞳を細めて私を見つめた。
一糸纏わぬ私の姿を見た彼は辛そうに眉を歪める。
私の全身には雄平に受けた暴力の痕跡が残っていた。
「・・・こんな風に痛めつけられて…全身に傷を残されて…何でそこまで我慢してるんだ…莉子」
「それが愛だと思っていた・・・お父さんが母さんを殴るのは愛があるからと言っていた…だから彼が私を殴るのも愛があるからだと思って…我慢していたの」
でも、それは愛じゃない。
父も雄平も嘘を付いていた。
彼に言われて、初めて気づいた。
「愛じゃないぞ。莉子。愛って言うのは相手を思いやり、大切にするコトが愛だ。もう我慢はお終いだ…俺が君を彼氏から奪う!」
それは嬉しい言葉だった。
大事なモノを扱うように和寿さんは私を抱き締める。
こんな風に優しく抱かれたのは生まれて初めて。
私は彼に抱かれながら、思わず泣いてしまった。
「莉子?どうした?痛いのか?」
「ううん・・・こんな風に男性に優しく抱かれたのは初めてで…嬉しくて感激しちゃって…」
「・・・俺はセックスして…女に泣かれたのは初めてだ。どうしていいのか分からなくなった」
「このまま最後まで抱き締め下さい…和寿さん」
彼の指先が私の目尻の涙を拭った。
「いいの?莉子…」
彼は優しく私に問いかけた。
私も静かに頷く。