ONLYYOU~赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。~
従兄の回復~和寿side~
俺は院長室を訊ねる。
「何だ?和寿…例の清掃員の女と別れて榎木学長の令嬢と婚約する気になったか?」
「俺は榎木さんと結婚する意思はないと何度も言ってるだろ!!父さん」
「・・・本気でそんなコト言ってるのか!?和寿」
いつも飄々して明るい笑顔の父が眉間にシワを寄せ、デスクを叩く。
「俺は院長の椅子は要らない…医者として現場に立てればそれでいい」
「・・・榎木学長を怒らせて…この東亜に居られると思ってるのか?」
「左遷してくれても構わない…」
「・・・和寿お前…」
父はチェアから腰を上げて俺を鋭い眼光で睨んだ。
「美岬だって…お前に期待しているんだぞ…」
「二人の期待に添えないコトは悪いと思っている。でも・・・結婚は自分の意思で選んだ人と結婚したいんだ…父さん…」
俺はずっと父に訴え続けた。
「莉子と一度会ってくれ…そうしたら…考えも変わるかもしれない…彼女はとてもいい女性だ」
「何だ?和寿…例の清掃員の女と別れて榎木学長の令嬢と婚約する気になったか?」
「俺は榎木さんと結婚する意思はないと何度も言ってるだろ!!父さん」
「・・・本気でそんなコト言ってるのか!?和寿」
いつも飄々して明るい笑顔の父が眉間にシワを寄せ、デスクを叩く。
「俺は院長の椅子は要らない…医者として現場に立てればそれでいい」
「・・・榎木学長を怒らせて…この東亜に居られると思ってるのか?」
「左遷してくれても構わない…」
「・・・和寿お前…」
父はチェアから腰を上げて俺を鋭い眼光で睨んだ。
「美岬だって…お前に期待しているんだぞ…」
「二人の期待に添えないコトは悪いと思っている。でも・・・結婚は自分の意思で選んだ人と結婚したいんだ…父さん…」
俺はずっと父に訴え続けた。
「莉子と一度会ってくれ…そうしたら…考えも変わるかもしれない…彼女はとてもいい女性だ」