ONLYYOU~赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。~
安堂先生には内緒にしていた猫飼い。
マキにあっさりとバラされてしまった。
食堂を出た途端、俺はマキを責め立てる。
「最初に言ってくれよ…皆には内緒だって…」

「お前…何年・・・俺の友達なんだ…空気で読めよ…全く」

「…悪かったよ…でも・・・猫飼ってるの…別に内緒にしなくてもいいと思うけど…」

「…俺は内緒にしたいんだ…」
俺は強い口調で返した。

「そうなの?相変わらず秘密主義だね…カズは…じゃ俺はこっちだ…」

マキは手をヒラヒラさせて、産科医局のある西館に向かった。

俺は『脳卒中センター』のある東館へと向かう。



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