ONLYYOU~赤ちゃんのパパは脳外科医、愛してはいけない人を愛してしまいました。~
「脳には異常が見られないよ…でも、油断は禁物だ。二十四時間は子供から目を離さないで下さい…」
「あ、はい…ありがとうございました」
私は和寿さんの診断に安堵する。
腕の中で眠る和志を強く抱き締めた。
「お大事に…」
「はい…」
私は初療室を出た。
和寿さんも他の患者さんの対応で忙しいのだろう。医師として接するだけで、それ以上深く追求はしなかった。
「広瀬さん…」
私が和志を抱っこして出入口に向かって歩いていると和寿さんが追いかけて来た。
「これ…俺の新しい携番だ」
「和寿さん…」
「何かあれば…連絡してくれ…莉子」
「でも、私は貴方を捨てて…」
「…和志君の毛髪は採取した…誰がパパかは・・・DNA鑑定すればわかる…俺がどうして福岡に居ると思う?莉子…すべては君のせいだ‥」
「和寿さん…」
「そう言えば…君は俺をコトを気にするだろ?」
やっぱり私のせいで和寿さんはこの福岡に・・・
その後の彼がどうなったか気にはなっていた。
こんな風に東京から福岡に異動させられていたなんて…
院長である父親の逆鱗に触れたのね。
私の心には強い罪悪感が生まれる。
「あ、はい…ありがとうございました」
私は和寿さんの診断に安堵する。
腕の中で眠る和志を強く抱き締めた。
「お大事に…」
「はい…」
私は初療室を出た。
和寿さんも他の患者さんの対応で忙しいのだろう。医師として接するだけで、それ以上深く追求はしなかった。
「広瀬さん…」
私が和志を抱っこして出入口に向かって歩いていると和寿さんが追いかけて来た。
「これ…俺の新しい携番だ」
「和寿さん…」
「何かあれば…連絡してくれ…莉子」
「でも、私は貴方を捨てて…」
「…和志君の毛髪は採取した…誰がパパかは・・・DNA鑑定すればわかる…俺がどうして福岡に居ると思う?莉子…すべては君のせいだ‥」
「和寿さん…」
「そう言えば…君は俺をコトを気にするだろ?」
やっぱり私のせいで和寿さんはこの福岡に・・・
その後の彼がどうなったか気にはなっていた。
こんな風に東京から福岡に異動させられていたなんて…
院長である父親の逆鱗に触れたのね。
私の心には強い罪悪感が生まれる。