好き。恋ゴコロ
先生が来てみんな席に着く。


あっ・・・そういえばハヤト来てない・・・。いつもの事だけど。



ウチは、ハヤトの事が小5か小6の時から好き。



それで今も好き。



小学校5~6年で同じクラス。それで今も同クラ。



でもって・・・。悲しいことにすっごくモテモテ・・・。








一つをぬかして空席などない。例えたら、100ある心の中の99が欠けている気分。


ハヤト一人でウチの心は大きく変わる。




ハヤトはウチの隣の席。ウチは一番窓に近い列の一番後ろ。



窓を見る。校庭には誰もいない。学校の前の通りにも車が走ってるだけで人は誰もいない。




もうハヤト学校の中にいるのかな。


そんな事を考えていた時。



「ガラガラっ!「遅れてすいませんでしたっ!」


ハヤト!


「ガタっ!「おっはよーっ!ハヤト!「ガッタン」


「はよ~アユミ!」


シーン・・・。


今、先生は出席を取ってた。シーンとしてる。大声で立ってウチが挨拶。しかも勢いがありすぎたせいか椅子が倒れた・・・。


ヤバイヤバイヤバイヤバイ!!この状況はマジヤバ!!はっずーーっ!椅子を戻して席につき、机に顔を伏せる。



なんかみんなからの視線を感じてるような気がする・・・。



ハヤトも席に着いたみたい。
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