青い星を君に捧げる【壱】
「ぼ、僕何も見てない!!」
「ひゅ〜やるねぇ総長」


真っ赤な顔を手で隠す彼方と、面白そうに茶化す杏里。そして張本人たちは…


「なにするのよ!!!!」

____ゴンッ

本郷が慎の頭目掛けて1発お見舞い。無抵抗に食らった慎は本郷を離してベッドで気絶。


あの衝撃シーンが頭をよぎる。


モヤ…


「モヤ?」


胸がモヤモヤして苦しい。なんだこれ。


こうして騒がしい朝が過ぎていった。


ちなみに慎はこの事を全く覚えていなくて、それはそれで本郷は怒っていた。

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