青い星を君に捧げる【壱】
《side.本郷波瑠》
杏里の話を聞けてよかった。ちゃんと最後まで明日歌のことを愛してくれていた。
「あのね、落ち着いて聞いて。明日歌は……」
___死んだの
「えっ…なんでだよ、いつ!!!」
杏里は立ち上がって困惑の表情を浮かべる。当たり前だ。彼は今まで別れた後の明日歌のことを何も知らないから。
「杏里の引っ越しの日、明日歌は14時を過ぎてもずっと待ち続けた。きっと杏里が来てくれるって信じて。待ってた明日歌に車が突っ込んで轢かれたの」
杏里の話を聞けてよかった。ちゃんと最後まで明日歌のことを愛してくれていた。
「あのね、落ち着いて聞いて。明日歌は……」
___死んだの
「えっ…なんでだよ、いつ!!!」
杏里は立ち上がって困惑の表情を浮かべる。当たり前だ。彼は今まで別れた後の明日歌のことを何も知らないから。
「杏里の引っ越しの日、明日歌は14時を過ぎてもずっと待ち続けた。きっと杏里が来てくれるって信じて。待ってた明日歌に車が突っ込んで轢かれたの」