悪役(ヒロイン)だったはずですが、騎士団長様に愛でられて幸せな結婚します。【プロット】
冒頭部分プロット
◇1話◇
一般企業で働くOLの小坂芹奈(こさか せりな)は、毎日平凡な暮らしをしていた。
芹奈の楽しみは、夜ベッドで小説を読むことだ。
今夜も大好きな小説を読みながら、寝落ちしてしまう。
起きると、周りは洋館の建物に囲まれた映画の撮影するかのような光景が広がっている。
「メアリ、やっと起きたと思ったら何をぶつぶつ言っているんだ」
黒の短髪に青い瞳の青年が腰に手を当てて立っていた。
◇2話◇
小説の中の悪役に転移した翌日、道場へ行くと騎士団長のカルロに呼ばれる。
ヒロインは小説なら、国王陛下の騎士になるんだよね……阻止しなきゃと思ったが、カルロが言ったのは予想外の言葉。
「国王陛下が娶られた王女の専属騎士になることを命じる」
メリアは驚くが、「いいな」と言われて頷く。
◇3話◇
王女様の騎士になったメアリは、早くも悪役コース回避できたと喜ぶ。
だが、王女の騎士になった途端にカルロがお迎えに来るようになる。小説と全く違うために戸惑い、毎日のように心配してくるカルロに驚きしかないメアリ。
そして、冷酷で厳しいと書かれたカルロとは正反対の態度に戸惑いしかないが、メアリしか見せない甘くてかっこいい彼にときめく。