白+紅=蒼
双子
眩しい陽射しを浴びて私は幸せな夢の国から現実へと戻る。
「……ふぁ~~」
渋々起き上がって思いっきり背伸びをする。
ボキボキボキとピチピチの女子高生が鳴らすとは思えないような音を背中から立てながら隣にある塊を狭いベットから突き落とす。
「あだっ!!」
甲高い声を上げる塊。
モゾモゾと被っていたタオルケットの下から現れたのは私と瓜二つな顔をした人間。
「も~~!白ー!!なんで優しく起こしてくれないかな~~」
不満そうに唇を尖らせて言うのは双子の兄である里中紅。
漆黒の黒髪はほんの少しだけ長く癖のないストレートで同じ色の瞳は大きくつり目ぎみ。
顔は小さくて顔のパーツと位置は双子の私でも完璧だと思うくらい整っている。
身長は175㎝でスラッとしており高校一年生ながらにバスケ部のエースにもなっていると言うモテ要素満載の自慢の兄だ。
「なーなー白!今日は部活休みだから一緒に帰ろーな!」
「今日の晩ご飯は俺が作る日だから白の好きなものにするぜ!何が食べたい?」
「なー!白~!」
シスコンなのがたまに傷だけど。
「はいはい。分かったから早く朝ごはん食べてよー」
見た目と中身が違う兄に溜め息をつく。
里中白。
それが私の名前だ。
紅と同じ黒髪は背中の真ん中までのロングヘアで大きな瞳は垂れ目ぎみ。
顔も小さくてどちらかと言うと痩せ型で身長は158㎝。
私と紅は16歳で9月1日産まれの一卵性双生児。
だから小さい頃は親も間違えるくらいそっくりだったが、成長するにつれて体格の差が現れ、今では見分けがしっかりとつけられてしまう。
それがちょっぴり残念だったりするけど。
しかし未だに顔だけはそっくりで大抵初めて会う人には驚かれるが残念なことに私は紅のようにモテた事なんて一度もなくて。
近所でも私たち紅白兄妹は有名だったりする。
「……ふぁ~~」
渋々起き上がって思いっきり背伸びをする。
ボキボキボキとピチピチの女子高生が鳴らすとは思えないような音を背中から立てながら隣にある塊を狭いベットから突き落とす。
「あだっ!!」
甲高い声を上げる塊。
モゾモゾと被っていたタオルケットの下から現れたのは私と瓜二つな顔をした人間。
「も~~!白ー!!なんで優しく起こしてくれないかな~~」
不満そうに唇を尖らせて言うのは双子の兄である里中紅。
漆黒の黒髪はほんの少しだけ長く癖のないストレートで同じ色の瞳は大きくつり目ぎみ。
顔は小さくて顔のパーツと位置は双子の私でも完璧だと思うくらい整っている。
身長は175㎝でスラッとしており高校一年生ながらにバスケ部のエースにもなっていると言うモテ要素満載の自慢の兄だ。
「なーなー白!今日は部活休みだから一緒に帰ろーな!」
「今日の晩ご飯は俺が作る日だから白の好きなものにするぜ!何が食べたい?」
「なー!白~!」
シスコンなのがたまに傷だけど。
「はいはい。分かったから早く朝ごはん食べてよー」
見た目と中身が違う兄に溜め息をつく。
里中白。
それが私の名前だ。
紅と同じ黒髪は背中の真ん中までのロングヘアで大きな瞳は垂れ目ぎみ。
顔も小さくてどちらかと言うと痩せ型で身長は158㎝。
私と紅は16歳で9月1日産まれの一卵性双生児。
だから小さい頃は親も間違えるくらいそっくりだったが、成長するにつれて体格の差が現れ、今では見分けがしっかりとつけられてしまう。
それがちょっぴり残念だったりするけど。
しかし未だに顔だけはそっくりで大抵初めて会う人には驚かれるが残念なことに私は紅のようにモテた事なんて一度もなくて。
近所でも私たち紅白兄妹は有名だったりする。