白+紅=蒼
颯爽と自分の教室である1年3組に入る。




「おはよう、白。今日も江田の声が響いてたよー」




そう言って笑いなが近付いてくるのは親友である森田美乃。




明るい茶色の髪は長くてウェーブがかかっており顔は小さくて体も細いくせに身長は165㎝で胸はEカップというナイスバディの小悪魔系女子だ。




「おはよう、美乃。もう紅が岩熊先生の課題見せろって言うから全力で逃げてきたのー」




「アハハハ!それで?紅は?」




そう言われて振り向くのと頭を鷲掴みされるのは同時だった。




「クッソーー!まーーた白に負けたしー!!!お前女の癖に足早ぇーんだよ!」




紅がぜぇぜぇと息を切らしながら私の頭に手を置いていた。




「フン!昔っから紅よりも私の方が運動神経いいでしょ」




「頭はバカだけどなー!」




「失礼ね!私がバカなのは数学だけですー!」




「そこ認めんのかよ!」




朝から始まる兄妹喧嘩は1年3組の生徒にとっては見慣れたものだ。

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