白+紅=蒼
私たちが通う美浜高等学校は一学年7クラスまである。
普通双子は別々のクラスにされるはずなのだが私と紅は同じクラスだ。
どうしてかっていうと、この美浜高等学校の理事長が私達のお父さんと友達で母親を亡くしたばかりだからと特別扱いをしてくれていたりする。
まぁこれは私達だけの秘密なんだけど。
同じクラスの友達に挨拶をしながら私は窓側の前から二番目の席に座った。
高校生になって早3ヶ月。
既に同じクラスの全員と友達である私はこの落ち着いた高校生活を満喫していた。
「なぁ美乃ー。白が見せてくんねぇーから変わりに見せてー」
と私の前の席に座る美乃に言う紅。
「残念ー、私も白頼りなんだよねー」
舌を出しながら言う美乃に呆れた。
「結局美乃もしてないわけー?もーーしょうがないなー」
そう言って私は美乃に英語のノートを渡した。
「ひっでー!俺には見せてくんねーの!?白~!!」
「うっさい!」
「ちぇ。」
「仕方ないな、お前には俺のを見せてやるよ」
そう言って紅の肩に手を置いたのは同じクラスで紅の親友である東堂廉。
金に近い髪に切れ長の目は鋭くスラッとしており身長180㎝の彼は一見不良に見えるがそうではない。
金に近い髪は染めているのではなく水泳を幼いときからしている為塩素で脱色してしまっているのだ。
「よぉ、廉。さっすが!じゃぁ早速ー!」
紅は廉から英語のノートを受けとると自分の席である教室の真ん中に戻っていく。
紅は正直、私よりも頭はいいが宿題などは苦手で面倒臭いからとしないことが多い。
私は必死でノートを移している美乃と紅を見て廉と溜め息をついた。
普通双子は別々のクラスにされるはずなのだが私と紅は同じクラスだ。
どうしてかっていうと、この美浜高等学校の理事長が私達のお父さんと友達で母親を亡くしたばかりだからと特別扱いをしてくれていたりする。
まぁこれは私達だけの秘密なんだけど。
同じクラスの友達に挨拶をしながら私は窓側の前から二番目の席に座った。
高校生になって早3ヶ月。
既に同じクラスの全員と友達である私はこの落ち着いた高校生活を満喫していた。
「なぁ美乃ー。白が見せてくんねぇーから変わりに見せてー」
と私の前の席に座る美乃に言う紅。
「残念ー、私も白頼りなんだよねー」
舌を出しながら言う美乃に呆れた。
「結局美乃もしてないわけー?もーーしょうがないなー」
そう言って私は美乃に英語のノートを渡した。
「ひっでー!俺には見せてくんねーの!?白~!!」
「うっさい!」
「ちぇ。」
「仕方ないな、お前には俺のを見せてやるよ」
そう言って紅の肩に手を置いたのは同じクラスで紅の親友である東堂廉。
金に近い髪に切れ長の目は鋭くスラッとしており身長180㎝の彼は一見不良に見えるがそうではない。
金に近い髪は染めているのではなく水泳を幼いときからしている為塩素で脱色してしまっているのだ。
「よぉ、廉。さっすが!じゃぁ早速ー!」
紅は廉から英語のノートを受けとると自分の席である教室の真ん中に戻っていく。
紅は正直、私よりも頭はいいが宿題などは苦手で面倒臭いからとしないことが多い。
私は必死でノートを移している美乃と紅を見て廉と溜め息をついた。