白+紅=蒼
突然現れたイケメンに驚いて目を丸くしたまま固まる。
「大丈夫?もしかしてどこか怪我した?」
心配そうに目尻を下げて私の様子を伺う彼。
青色のネクタイをしているため2年の先輩だということが分かる。
「あ、だ、大丈夫…です」
やっと出てきた返事は思っていたのよりとても小さくて。
しかし私がそう言うと先輩はとても優しい笑顔で微笑んだ。
「良かった。本当にごめんね?驚いたでしょ?」
そう言って私の右手を掴んで立たせてくれる先輩。
「はい。ビックリしました」
目を丸くしたまま言うと先輩はクスッと笑った。
「ごめんね。里中さんは確か1年3組だったよね?」
「え?は、はい」
この先輩が私の苗字とクラスを知っていたことに驚いた。
「本当は今日お詫びしたいんだけどまだ帰れなくて。だから明日君の教室に行くね」
申し訳なさそうに言う先輩に慌てた。
「お、お詫びなんて気にしないでください!!私全く怪我なんてしてないし、全然気にしてませんから!!」
そう言うとまた優しくニコッと笑う先輩。
それだけでパッと花が咲いたような明るさになる。
「優しいんだね。だけどそれじゃ俺の気が収まらないから明日教室で待ってて。」
そう言うと先輩は落ちていたカーテンを拾って教室に戻っていった。
初めて見たイケメンの先輩にドキドキしながらなんとか家に帰ることができた。
「大丈夫?もしかしてどこか怪我した?」
心配そうに目尻を下げて私の様子を伺う彼。
青色のネクタイをしているため2年の先輩だということが分かる。
「あ、だ、大丈夫…です」
やっと出てきた返事は思っていたのよりとても小さくて。
しかし私がそう言うと先輩はとても優しい笑顔で微笑んだ。
「良かった。本当にごめんね?驚いたでしょ?」
そう言って私の右手を掴んで立たせてくれる先輩。
「はい。ビックリしました」
目を丸くしたまま言うと先輩はクスッと笑った。
「ごめんね。里中さんは確か1年3組だったよね?」
「え?は、はい」
この先輩が私の苗字とクラスを知っていたことに驚いた。
「本当は今日お詫びしたいんだけどまだ帰れなくて。だから明日君の教室に行くね」
申し訳なさそうに言う先輩に慌てた。
「お、お詫びなんて気にしないでください!!私全く怪我なんてしてないし、全然気にしてませんから!!」
そう言うとまた優しくニコッと笑う先輩。
それだけでパッと花が咲いたような明るさになる。
「優しいんだね。だけどそれじゃ俺の気が収まらないから明日教室で待ってて。」
そう言うと先輩は落ちていたカーテンを拾って教室に戻っていった。
初めて見たイケメンの先輩にドキドキしながらなんとか家に帰ることができた。