一目惚れした人は学園の王子様

その時、一つの案が思いついた。

「そうだ!あそこに行けば、あの人も許してくれるかも!今、遅いけど、、、平気だよね!」


ピンポーン。

この家には、一分、いや、三十秒で来れる。だってこの人、私の家の隣なんだもん。

その時、玄関の扉が、キィと、音を立てながら、ゆっくりと開いた。

「はーい、誰ですかって、え!?」

「す、すいません。訳あって、ここに、泊まらせてくれませんか?」

「美桜ちゃん。あ、俺は全然いいけど、何があったの?玄関じゃあなんだから、上がって上がって!」

「あ、はい。ありがとうございます。」
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