一目惚れした人は学園の王子様
でも、これは私、間違ってないです。
先輩が、失礼なんですよね。私は、間違ってないです!
「奏多先輩。それってなかなか失礼ですよね。」
「あ、ごめん。傷ついた?俺すぐ言っちゃう人だから。」
これからは気をつけるね。と、謝りポーズをしている奏多先輩。
なんか、可愛いな。あ、これは、奏多先輩に言ったら怒られるんだった。
奏多先輩は、可愛いは喜ばなくて、かっこいいに、反応するからね。
でも、やっぱり可愛いの方が勝っちゃうんだよね。
あ、やばい。奏多先輩だと一瞬にして、時間が過ぎるな。もう、夜中かな?明日起きれなくなっちゃうから、早く寝ないと!
「奏多先輩、もう寝ましょう?明日起きれなくなっちゃいます!」
「もう、美桜ちゃんは本当にしっかり者だなぁ。まぁいいけど。もう少し、楽しみたかったな。ん、おやすみ。」
そう言って、奏多先輩は私のおでこにすっと、キスをした。