一目惚れした人は学園の王子様
「ちゃん、美桜ちゃん、起きて。」
んー、、まだ眠いよ、、まだ起きたくない。
「待ってくだしゃい。」
「えー。でも、早く起きないと遅刻するよ?」
うーん、って、あれ?
ここどこ?私、奏多先輩の家にいるじゃん!なんでだ!?
あ、そっか、昨日お邪魔させてもらってたんだ。
「か、奏多先輩!すいません!急いで準備しますね!」
「え、い、いや、別にそんな急がなくてもいいんだけど。」
「いや!でも、奏多先輩にまた待ってもらうのは申し訳ないので!急ぎます!」
はっ!私はその瞬間、固まった。
「えぇ?美桜、ちゃん?ど、どうしたの?大丈夫?」
あ、え、う、いや、え!?
「先輩って、いつから起きてましたか?」
「あー、そういうこと。」
と、奏多先輩は、不適な笑みを浮かべた。
「なんだ。そんなこと気にしてるの?俺は、約二時間前から起きてるけど。」
うぇ。
「ということは。私の寝顔存分に見れたんじゃあないですか?まぁ見てませんよね!」