一目惚れした人は学園の王子様
「奏多先輩!」
「あ!美桜ちゃん!」
「奏多先輩、待っててくれてありがとうございます!」
「とんでもないよ。だって俺から誘ったから。」
こんなところ、好きだなぁって思った。
「奏多先輩は、どっち方向なんですか?」
「俺?こっちかな?美桜ちゃんは?」
「私も、こっちです!」
私と、奏多先輩は、同じ、方向だった。
「ん、同じじゃん!」
「はい!これで、一緒に帰れるね!」
「うん。はぁ、可愛いな。」
「何か言いました?」
「ううん。それより、早く帰ろ?」
「は、はい?」
不思議に思いながら、帰っていたら、そんなことなんか、忘れてしまった。