一目惚れした人は学園の王子様

「うぇ?何をですか?」

え?どういうこと?貸してって言われても、何を貸せばいいの?わかんないよ。

「もー、わかってよ。この言葉言うのにも、たくさん勇気必要なんだから。」

「え、すいません。でも、わかんないです。教えてください。」

なんだろ。

「だからぁ、靴紐貸して?」

「え!?なんでですか!?靴紐何かに使うんですか?私のじゃなくて、自分の使ってくださいよ!」

「はぁ、もうほんっと美桜ちゃんバカ。何かに使うんじゃなくて、俺が結んであげるってこと。」

あー、そういうことかー!やっと理解、、、って、、はぁ!?

奏多先輩が、私の靴紐を結んでくれるのですか!?なんで光栄な。

でも、自分でやった方が早いよね。

申し訳ないけど、ここはお断りしとこう。
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