一目惚れした人は学園の王子様

「奏多先輩、気持ちはとてもとても嬉しいのですが、自分自身でやった方が早い気がするので、」

と、言いかけたところで、奏多先輩が

「え?まじで?ここは、喜んでって言うとこでしょ。なんで断るの?結ばせてよ。」

いや、私の意見どうでもいいんだ。奏多先輩が決めるのね。あぁ、なるほど。先言って欲しいな。

これじゃあ、私がやって欲しくないみたいじゃないか。やって欲しいよ。

「え?あ、いいんですか?じゃあ、お言葉に甘えて!」

「よかった。じゃあ、やってあげるね。」

「はい。」

うぅ、なんか恥ずかしいよー!心の中で、暴れ回ってます!こんなの耐えれないよ!

近い、近い、近いー!

奏多先輩、それ反則なので、学校遅れるげいいんの私より反省してください。

そう考えると、私より反省文多くてもいいんじゃあないんですかね。私より、悪いことしてます。

それは、ドキドキさせ過ぎてることですね。私からみて、悪いことですね。
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