一目惚れした人は学園の王子様
「あ、学校見えてきました!」
「うん。たしかに学校ではあるけど、学校から卒業して、高校でもいいんじゃない?」
うっ、恥ずかしい。そんなところに首突っ込まなくてもいいのに〜!
「べ、別にいいんですよ!人によって、言い方が違うんです!私は、学校なんです!」
あー、また怒りっぽくなっちゃったよ!でも、奏多先輩といると、いつも楽しいんです。
奏多先輩のことが、好きだから当たってしまうけど!
「あ、着いたね。じゃあ、靴履いたら、待っててね。」
いつもそう言われるけど、だいたい奏多先輩が待ってる側なんですよね。
反対で、待ってるね。って言えばいいのに。