一目惚れした人は学園の王子様

「分かりました。奏多先輩も、待っててくださいね。」

よし、今日こそ奏多先輩より早く靴履くぞ〜!

いつもよりも早く靴を履く。

そして、履き終わったらすぐさま、奏多先輩の方へ向かう。

「あ、美桜ちゃん。今日はいつもよりも靴履くの早いね。」

え、、、、ガーン!なんでそんなに早いんですか〜!?どうやって履いてるのでしょうか。

「な、なんでそんなに早いんですか?どうやって履いてるんですか?」

思わず聞いてみる。

「え?いや、普通に履いてるだけだよ〜。そんなこと気にする人初めて。」

なんだかそれ、少しバカにしてますよね。でも、もうそれも慣れました。

「いや、早すぎますもん。どうやってるのか、気になりますよ!」
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