一目惚れした人は学園の王子様
「ねぇ、奏多先輩、どこいくんですか?私、仕事中なんですけど。」
「いいの。悪いことした、美桜ちゃんが悪い。」
もう、さっきから、とても理不尽だ。
「いくよ。」
奏多先輩が連れてきたところは、校舎裏だった。
「んっ。か、なと、先輩」
「もう、やっんないっていったじゃんんん。」
「こっこ、がっこ、、ぅんっあぁ」
「そんな約束もう忘れた。後、俺は悪くないから。」
「やっめて、、。」
「無理。」
「なんでっっっ。」
私は、涙が溢れた。奏多先輩とするのが嫌じゃない。けど、奏多先輩は、私が、先輩のこと好きって知ってないから、まだ付き合ってもないのに、こんなことをするのは嫌だ。
奏多先輩は、私が泣いているのに気づいたのか、謝って、私を置いてどこかに行ってしまった。
「ひっく、もう、嫌だぁ、奏多先輩なんて大嫌い。」
「美桜!」
「!日向?」
「どうしたの。」
「うぅっ、か、奏多先輩がぁ、無理矢理、キスしてきた。」
「またぁ?あの人、欲深いはねぇ。」
「ほんとだよ。」
「まぁ、落ち着くまで、一緒にいるから、落ち着いたら、戻ろうね?」
「うん。日向、ありがとうぅ。」