一目惚れした人は学園の王子様
私は、あの後ぐっすりと眠ちゃったようで、隣にはもう、日向はいなくて、代わりに、麗音先輩がいた。
「なんで!?ここに!?」
「なんでって、日向ちゃんに慰めてってお願いされたから。」
「えぇ、私、大丈夫です。ご迷惑をお掛けしてごめんなさい。帰っていいですよ。」
「いや、いるよ。もう、文化祭終わってやることないから、一緒に帰ろうかなって。」
「えっ!もう、文化祭終わったんですか!」
「うん。」
「ええ、ごめんなさい!!」
「平気。だって美桜ちゃんと、一緒に帰りたかったから。」
「そうなんですか!嬉しいです!」
じゃあ、今日は、一緒に帰ろうかな。
「送ってくれてありがとうございます。」
「ううん。また明日。今日は、ゆっくり休んでね。」
「はい!ありがとうございます!では。」
「うん。」