一目惚れした人は学園の王子様
美桜〜奏多先輩、家上がります。
家に着いて1時間がたった。
今私は、玄関の扉を開けてます。
それは、隣の家の、奏多先輩に、謝ってもらいたいから。
「よし!絶対にしっかり謝ってもらうぞぉ!」
ピンポーン、ピンポーン。
私が、インターホンを鳴らすと、中から部屋着の奏多先輩が出て来た。
そして、奏多先輩は、ポカーンと口を開けたまま、
「な、なんで、美桜ちゃんがここにいるの?」
「な、なんでって、しっかりと、謝ってもらうためです。なんであの時、私のこと置いて行ったりなんかしたんですか!」
「ご、ごめん。言い訳になるけど、その、気まずかったから、かな。」
「なんですか、それ。私、意外に寂しかったです。もう、やめてください。ほんとうに。」