一目惚れした人は学園の王子様
「ふふっ!先輩と、一番はじめに、恋人繋ぎできて、嬉しいなぁ。」
「美桜ちゃん、何サラッと可愛いこと言っちゃってんの?」
「へっ?な、何言ってるんですか!先輩!」
「また、すーぐ、顔赤くなっちゃうんだから。もう、可愛いすぎ。」
「せ、先輩だって、お顔真っ赤ですよ!」
先輩も、おんなじだもーん。、、、、、でも、先輩と同じなら、嬉しいな。
いや、ダメダメ。私ったら、先輩と似てるところとか、おんなじところがあると、すぐに、喜んじゃうんだよなぁ。
でも、そのくらい、奏多先輩が好きってことだよね。
うん。なら、よしとしよう!
「美桜ちゃん?おーい。大丈夫?」
「あ、はい。すいません!では、また明日!」
私が、すぐに、家の中に入ろうとすると、
奏多先輩が、私の手首を引っ張り、
ちゅっと、一瞬だけのキスをした。
「な、なな!!せ、先輩!」
「ふふ、恋人なんだから、こんなことくらい、普通でしょ?じゃあ、また明日。」
「うぅ、はい。また明日。」
「うん。いい子だね。」
「私、子供じゃないですからね!」
「分かってるよー、そんなことくらい。」
「それならいいです。では、」
「うん。バイバイ。」
でも、奏多先輩と、一緒に帰って、キスできるなんて、私は幸せ者だなぁ。
あ、このこと、日向に伝えないと!