一目惚れした人は学園の王子様
「はぁ、はぁ、先輩、終わりました!」
「お、終わったね。意外に早いね。」
「そうですよ!頑張って急いだんですから!」
「ほー、ありがとう。じゃあ行こうか。」
「はい。」
「うん。」
そう言って、奏多先輩と、私は一緒に、家から出た。
そしたら、奏多先輩が、いきなり手を握ってきた。
こ、恋人繋ぎ!!
「これだけで、反応してたら、ハグも、キスも、ダメだね。」
「な!からかわないでください!!」
「からかってなんかいないよ。普通に、可愛いから、こんなこと言ったんだよ。」
「先輩は、私をキュンとさせる天才ですね。」
「なーに、からかわないで可愛い事言っちゃってんの。」