一目惚れした人は学園の王子様
「よーし!美桜ちゃん、ここが最後のゾーンだよ!楽しみだね。」
「いやいや、楽しみだね。じゃないですよ!!私、怖いんですよ!?」
「こんなの、怖くないって。てゆうか、最後のゾーン来るまで、早かったね。」
何を言っているんだ!この人は!!
「いや、逆ですよ!!逆に、やっと、ですよ!こんなに長いお化け屋敷だと思ってなかったですもん!!」
「いや、普通のお化け屋敷だったら、多分もっと長いと思うんだけどなぁ。」
「もう。なんでわかってくれないんですか!?先輩のバカ、」
「美桜ちゃん、その言葉意外に傷付く。」
と、奏多先輩はしょんぼりした顔を浮かべた。これは、やばいなと思ったから、私は必死に謝った。
「えぇ、なんか、ごめんなさい!大丈夫です!!奏多先輩は、バカじゃありません!」
「美桜ちゃんって、簡単だね。あははっ!」
「もしや、先輩、私のこと騙してたんですか!?酷いです!」
もーう!せっかく謝ったのに、、しかも、本気で心配したのに!
「あはは!」