転生したので壁になって推しカプを見守ろうと思ったのに、迫られているのはなんでですか?【プロット】
1-3話プロット
第1話
目を開けたらコスプレ仲間が見えた。自分は無事に会場へ着けたのだとほっとしながらも、様子がおかしい。よく見れば自分を抱き抱えるのは知らない女性だったし、会場でないどころか日本でもない気がする。馬車に轢かれたのだと言われ、見れば本当に馬車が停まっている。わけがわからず質問攻めにする千帆里を、女性は事故で気が動転しているのだろうと家に連れて帰る。道中見た街も、自分の家もヨーロッパの片田舎のようだった。落ち着くにつれて自分はイベント会場へ向かう途中で車に轢かれ、いまは異世界のトゥルンヴァルト国でプリエラとして暮らしているのだと思い出した。ふたりの姉はひと月後にある舞踏会に来ているドレスもないと嘆いている。
第2話
お針子として城に上がった千帆里にユーリーナが命じたのは、大量の洗濯だった。それは下女の仕事だと言いかけたが、仕事を失うわけにはいかないで口を噤む。文句を言いながら洗濯をしていたら、大変そうですねと男が顔を出した。一目で王族とわかる容姿で、姫の悪口を聞かれたのかと慌てる。けれど男は妹が迷惑をかけて申し訳ないと反対に謝ってくれた。そのままなぜか、千帆里が洗濯するのを見ている。つい、石鹸があったら楽なのに、などと口走ってしまい、それはなんだと食いつかれた。ハンドメイドで作ったこともあり、質問されるがままに知る限り答える。ここにあるものでそれらしきものが作れそうだとなり、石鹸作りを約束させられた。
第3話
昨晩、ラーデリヒとオスヴァンが秘密裏にあっているのを目撃した千帆里は、萌えが供給できたとユーリーナが引くほどご機嫌に彼女のわがままを叶えていた。あれは絶対に、逢い引きだったと思う。こんなところで理想の推しカプに会えるなんて! どちらが右か左か問題に直面していた千帆里は、ユーリーナから命じられた果物採集が過酷なものだとは気づいていなかった。もらった地図を頼りに城下を出て森に入る。どんどん森は深くなっていき、人気もなくなる。そこでようやく、マズいのではと気づいた。千帆里は知らなかったが、強い魔物が出るので腕っ節の強い用心棒を何人も雇って取りに行くような場所にその果物はなっていた。到底、女性ひとりで行ける場所ではない。
目を開けたらコスプレ仲間が見えた。自分は無事に会場へ着けたのだとほっとしながらも、様子がおかしい。よく見れば自分を抱き抱えるのは知らない女性だったし、会場でないどころか日本でもない気がする。馬車に轢かれたのだと言われ、見れば本当に馬車が停まっている。わけがわからず質問攻めにする千帆里を、女性は事故で気が動転しているのだろうと家に連れて帰る。道中見た街も、自分の家もヨーロッパの片田舎のようだった。落ち着くにつれて自分はイベント会場へ向かう途中で車に轢かれ、いまは異世界のトゥルンヴァルト国でプリエラとして暮らしているのだと思い出した。ふたりの姉はひと月後にある舞踏会に来ているドレスもないと嘆いている。
第2話
お針子として城に上がった千帆里にユーリーナが命じたのは、大量の洗濯だった。それは下女の仕事だと言いかけたが、仕事を失うわけにはいかないで口を噤む。文句を言いながら洗濯をしていたら、大変そうですねと男が顔を出した。一目で王族とわかる容姿で、姫の悪口を聞かれたのかと慌てる。けれど男は妹が迷惑をかけて申し訳ないと反対に謝ってくれた。そのままなぜか、千帆里が洗濯するのを見ている。つい、石鹸があったら楽なのに、などと口走ってしまい、それはなんだと食いつかれた。ハンドメイドで作ったこともあり、質問されるがままに知る限り答える。ここにあるものでそれらしきものが作れそうだとなり、石鹸作りを約束させられた。
第3話
昨晩、ラーデリヒとオスヴァンが秘密裏にあっているのを目撃した千帆里は、萌えが供給できたとユーリーナが引くほどご機嫌に彼女のわがままを叶えていた。あれは絶対に、逢い引きだったと思う。こんなところで理想の推しカプに会えるなんて! どちらが右か左か問題に直面していた千帆里は、ユーリーナから命じられた果物採集が過酷なものだとは気づいていなかった。もらった地図を頼りに城下を出て森に入る。どんどん森は深くなっていき、人気もなくなる。そこでようやく、マズいのではと気づいた。千帆里は知らなかったが、強い魔物が出るので腕っ節の強い用心棒を何人も雇って取りに行くような場所にその果物はなっていた。到底、女性ひとりで行ける場所ではない。