無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
「あの、日陰くん、」



「なに?」



「お腹は、空きませんか…?」



「あぁ…、まぁ多少は。」






やる気のない声で私に返事をしてくれる日陰くんは、本当に猫みたい。

そういえば女子が騒いでるなぁ。


日陰くんっていつも寝てるけど、その姿が可愛すぎる〜!

とかなんとか…。




「キッチン、借りてもいいかな?」



「何か作ってくれんの??」



「うん、自信はないけど…。」


「いーよ、ご自由にどうぞ。」




よしっ、日陰くんからの許可ももらったし、
ふわふわオムライスでも作ろう。

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