無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
日陰くん、どうしたんだろう。

なんて、私の頭の中は日陰くんのことでいっぱいになっちゃって。



そんな私を守屋が見つめてたことなんて気付くはずもなかった。











「もーもっ!おはよ!今日あの日陰くんと来たらしいじゃーん!」


休み時間、ぼおっと頬杖をついていると親友の徳田 凛花がニヤニヤしながら私の席にやって来た。


「もー、凛花まで茶化さないでよ...。」


親友にまで茶化されちゃったら私、やって行けないよ...。


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