無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。

「ほんとに…？！」


「あぁ、ほんとだよ」





な、何それ。凄い大チャンスってやつなんじゃ…！？


もし、私がその子と一緒に住むことになったら転校しなくて済むってこと…だよね？



｢それは、本当の本当の話？？｣


｢あぁ、本当の話だ。だからもし、ももがそこのお家にお世話になりたいならお父さんから話してみるよ。｣




嘘…。

まさかそんな偶然があるなんて、思ってもなかったや…。


これからの高校生活と友達を転校ってゆう理由だけで壊したくないし、それなら私…



｢その子と2人暮らし、したい…。｣