無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
「それは私も同感だよ。それにね?今日、日陰くんと手繋いでたら、守屋と遭遇したんだけど、日陰くんに攻撃するわ、私の腕は引っ張るやらで、」


「なんか凄く機嫌悪かったの。意味わからないよね。」



私が不満をボロっと凛花に零すと、凛花ははぁーっと何か未確認生物でも見るかのような目で私のことを見てきた。




「なに?!なにか私の顔についてる!?」


「いやぁ、そうじゃないんだけどね?」
「こんなにも鈍感な人間が居るんだなぁって思って。」


は...はい???

何を言ってるの?よく理解できない...。



「こりゃ守屋も苦戦する訳だ。」

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