無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
そして突っ伏している日陰くんの机をトントンとして起こす。



「日陰くん〜、朝比奈ですけど...」



少し小さな声で声を掛けた瞬間、さっと起きてくれた。
そしてぼおっとしながら私の顔を見つめる。




「朝比奈...?何しに来たの?」


「いや、あのね、実はお弁当が入れ違ってたみたいで。」


「お弁当...?それくらい別に良いのに。」


「いや、!それが良くないの!私のキャラ弁だから日陰くんが恥をかくよ!」



必死に説明をしていると、そんな私を見て
ぶっといきなり吹き出す日陰くん。


え、えぇ...?

なんで笑うの...!?



「あー、そうゆうこと。くっ、ははっ、朝比奈、俺の心配してそんな全速力で来たの?」



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