無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
「お、俺、男なんですけど。」


.・・・

やらかした、完全にやらかした。

馬鹿だ、こんな嘘通じるわけないのに...。






「はぁ??ただのオネェかよ、」


「最悪だわ、男のこと誘ってたとか。」



...ん、?あれ??


通じてる...????!!!!!!!







「あーあ、萎えたわ、行こーぜー」

「それなー、俺今飢えてんだよ、」



男だと言った瞬間、一気に私への関心が無くなりボソボソ文句を言いながらヤンキー達は私の前から居なくなった。




「う、嘘...。セーフ...??もしかして。」



私、ヤンキーに勝ったの?
す、凄すぎない!?!?

密かに静かに心の中で喜んでると





「くっ...はははは...っ、はははっ、」



次は暗闇からとんでもなく爆笑する人の声が聞こえてきた。




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