無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。

日陰くんと、モヤモヤ？

｢ひな、あさひな、｣


｢んぅ…｣


｢朝比奈。｣


｢まだ寝たいよ、お父さん…。｣



｢ふぅん、お父さんなら朝比奈にキスしてもいいよね。｣




んん……？あれ、私のお父さんってこんな声だったかな。


もっと低くてガサッてした声だったはず…。


それにこの声、妙に日陰くんに似てるような。


何か違和感を感じて重たい目を開けると、








｢きゃあ…っ！？！？｣


｢なんだ、起きたの。｣


｢日陰くん！？何してるの！？｣






あと数センチ動けば唇が触れてしまいそうな位置に日陰くんの綺麗なお顔が。





｢何って、朝比奈がお父さんとか言うからキスしようとしてただけだけど。｣



｢全然だけじゃないよ！！今すぐ離れて！｣