無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
そもそも私に許可をとってくる時点で、
意味がわからないよ。
別に日陰くんが付き合おうと、
私に関係なんて無い。うん。
「そ、それじゃあ、教室こっちだから。バイバイ、日陰くん!」
もうこの空気に耐えられなくて、
日陰くんに手を振ってバイバイをすると日陰くんは私に目を向けることも無く
「じゃーね。」
と言って歩いて行った。
むっかあああ!!何今の素っ気ないバイバイは!!!
良いよ、付き合っちゃえ。日陰くんなんて。
そしてフラれちゃえば良いもん。
それで良いから、だから早く、収まってよこのモヤモヤ。
日陰くんとバイバイした後、心臓の辺りを抑えて座り込んでそんな事を考えていた________。