無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
放課後、私はどうしても日陰くんのことが気にかかって仕方ないらしく、


凛花には先に帰ってもらって、1人先生に手伝いを頼まれたから、


なんて嘘をついてしまってまだ教室に残っている所である……。



〜っ、仕方ないじゃん!!

日陰くんのせいで、日陰くんがあの子に何て返事するのか気になるんだもん!!



だから少し、様子見に行ってみるだけ。



それだけ、だもん。

そう自分に言い聞かせて、日陰くんが呼び出された裏庭へと向かった。



「……、声が聞こえるような……?」



もしかしてもう2人で集まってるのかな。

そう思いコソッと壁から様子を見ると、やっぱり日陰くんと朝の子が居た。



< 65 / 85 >

この作品をシェア

pagetop