無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
そんな私の思いも虚しく、

足音がどんどん近づいてきて曲がり角の手前でピタッと止まった。



「……っ……。」



息を殺すように必死に口を抑える。


だけどまた足音は進んで、遂に……







「覗きとか普通に引くんだけど。」










「朝比奈。」






日陰くんに、

覗きをしている事がバレてしまった________。


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