無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
やばい、やばいやばい。

最悪。さっきのハチ今すぐ抹殺したい。



「あ、はは。やだー。覗きなんてしてないよー!もう!!」



そんな言い訳も今更で、

日陰くんに通用するわけが無い。




「良いからさっさと説明しなよ。何してたのか。理由までしっかり。」



そう、日陰くんは鬼だから。




「だから、覗きなんて……「早く。言えよ。」


「……はい、すみません。まず、日陰くんが告白されてるの覗いてました。理由は……。」




どうしよう、言いたくない。

でもこの状況、何としても言うしかない。




「…っ、はぁ。気になったの!!!日陰くんが何て返事するのかなって…!!!」



〜っ!もうやけくそだ……っ



「へぇー。なんで?」


「なんでって、そんなの私も分かんないよ!でもなんか、っ、モヤモヤしたの!心臓が!!」



色々恥ずかしくて、

顔から火が吹きでそう。



なのに私が必死にそう言うと、日陰くんは見たことが無いくらいの







笑みを浮かべていました。


< 69 / 85 >

この作品をシェア

pagetop