無気力な日陰くんの溺愛が甘すぎる。
私の言う通り、ってことは

NOにしたって…こと、だよね??


…へー。



「ふぅん、そーなんだ。へぇー!」


「何その反応、なんかムカつく。」


「別に?!別に、喜んでるとかじゃないからね、勘違いしないでね。」




うそ、本当はなんか分からないけど、

すっごく嬉しいって思ってる。




凄く、ホッとして安心してる。




「ふっ、朝比奈って本当、わかりやすい。」


「日陰くんは分かりにくいです。」



でもまた日陰くんにバカにされそうだから、

私もポーカーフェイスにしないと。




だけどやっぱり、

頬が緩んじゃうのはきっと気のせい。




< 78 / 85 >

この作品をシェア

pagetop