わがまま姫♀と俺様王子♂【編集中】



「メイちゃんはある時アスちゃんに話し掛けました。

"お友達になろう?"と」



「…」



「もちろんアスちゃんも最初はシカトで、相手にさえしてくれません。

…それでも、メイちゃんは諦めませんでした」



今の二人の友情は、まさに俺と琉生のようだ。



飛鳥と茗花様がこうして今一緒にいるのは、茗花様の"諦め"がなかったからなのかもしれない。



「そして あることをキッカケに、アスちゃんとメイちゃんは親友になりました」



「………キッカケ?」



ある程度の事は飛鳥の両親から聞いていたが、親友になったキッカケまでは聞いたことがなかった。



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