わがまま姫♀と俺様王子♂【編集中】



「……分かった。来なかったら、俺に何されても文句言うんじゃねーぞ」



あたしは返事をする代わりに曖昧に笑い、トイレに駆け込んだ。



苦しい、息がうまくできないっ…



こんな時間に発作なんて起きたことなかったのに。



「はっ…はぁっ…」



胸元のシャツをギュッと掴み、発作が治まるのを必死に待つ。



スカートのポケットには薬があるのだが、薬を取れる状態ではない。



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