わがまま姫♀と俺様王子♂【編集中】



ドアの前に立って深呼吸をすると、勢いよくドアを開ける。



無言で席につくあたしを、呆れたように見る担任。



「あのなぁ、璃宮…遅刻なんだから、遅れてご免なさいくらい言えよ」



「……遅れてスミマセン」



担任には一応あたしが心臓病だと言ってあるから、そんなに怒られない。



あたしが今一番怖いのが…



睨むようにこっちを見ている、高杉の存在だ。



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