わがまま姫♀と俺様王子♂【編集中】



「あ、そうよ!茗花ちゃん、これ見てもらえるかしら?」



琉華先生は奪うように彼から資料を受け取り、あるページをあたしに見せる。



でも、今のあたしは資料どころじゃない。



「…じゃあ俺 行くわ」



「何ほざいてんの?あんたは私の奴隷でしょう?」



やたらと"奴隷"を強調して言った琉華先生の声に、ピタッと足を止めた彼。



「あんたも一緒に聞きなさい。――――琉生」



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